【ご活用例】
会社や医療機関のエントランスなどのモニターに投影
待ち時間に医療について学ぶキッカケづくりに
展示会やイベントなどでモニターやタブレット端末などで閲覧
医療を分かりやすく伝える教材として活用することができます
9月30日から10月10日までの期間内に総数55作品をご応募いただき、その中から大賞1作品・入賞7作品・特別賞3作品を選出いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。大賞は、“人生の最終段階”をテーマに、独特のタッチで親子の最後の別れを描いた油沼さんの作品に決定いたしました。
入賞とはならなかったものの、選外にするには惜しく、審査員が特別に多くの方にご紹介したい作品として特別賞を選出しました。作品と共に特別賞に寄せた審査員寸評(選出理由)も以下よりご覧ください。
今回応募いただいたすべての作品はこちらからご覧いただけます。
同じ原作エピソードについての、マンガ家さんの視点の違いをお楽しみください。
医療マンガ大賞では、受賞作品とイベントの様子をまとめた冊子、また受賞作品に動きを加えたアニメーション風の動画の制作を予定しております。詳細は決まり次第こちらでお知らせします。
待ち時間に医療について学ぶキッカケづくりに
医療を分かりやすく伝える教材として活用することができます
各審査員の画像をクリックすると、それぞれの総評コメントが読めます。
東京大学文学部卒業。講談社を経て、2012年クリエイターのエージェント会社、株式会社コルクを創業。三田紀房、安野モヨコ、小山宙哉ら著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。
2004年に「モーニング」にて『NS’あおい』でデビュー。2006年には同作品がテレビドラマ化された。2011年から「週刊現代」(講談社)で『町医者ジャンボ』を連載。2013年には同作品がテレビドラマ化。現在は「週刊現代」で『銀行渉外担当 竹中治夫』、看護雑誌で現場の看護師さんを取材して描いている『はなうた』を連載中。
今まで多くの医療マンガを描いてきました。医療者は描くけれど、基本は患者の視点でした。そして、よりリアリティをもって描くことが「医療マンガ」の基本かなと思ってそういう描き方をしてました。審査会の時審査員の医師から「このくらいの漫画のキャラクターのかわいらしさだと、患者さんやご家族の方も読みやすいのかも・・・」というご意見があり「はっ」としました。私の漫画は「健康である人(これから患者になるであろう人)が読む視点で描かれているのではないか・・・」なるほどなぁ・・・「視点の違い」をテーマで今回の「医療マンガ大賞」は行われたのですが、私も応募していただいたみなさんによってあらたな視点が見つかりました。多数の力作本当にありがとうございました。多くの方に漫画が届きますように。「視点の違い」の理解が広がりますように。そして、今後も続けていけたら良いなぁと。
2003年信州大学医学部卒業。2012年チューリヒ大学病院客員研究員を経て2017年から京都大学大学院特定准教授。皮膚科専門医、がん治療認定医。2018年より、SNS時代の新しい医療の啓蒙活動を行う「SNS医療のカタチ」プロジェクト活動を行う。
全てのマンガを読ませていただき、とてもクオリティーが高いことにまず驚きました。今回受賞した作品は一部ですが、他にも素晴らしい作品はたくさんありました。医療情報を文章でのみでしか発信してこなかった自分にとって、マンガで伝えることの力強さを感じることができた貴重な体験となりました。面白い”医療マンガ”が今後もたくさん生まれることを期待しています。
2009年横浜市立大学医学部卒業。横浜労災病院初期研修医を経て2011年より横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学、2015年3月に医学博士。一般生活者の医療リテラシー向上を理念に大学院在学中の2014年10月に株式会社メディカルノートを創業し現在、代表取締役。横浜市立大学医学部非常勤講師。日本医療機能評価機構EBM普及推進事業運営委員。JAMSNET東京理事。
素晴らしい作品が多く、選考には思った以上に時間がかかりました。正直なところ漫画に関しては素人ですが、さまざまな作品に心を動かされ、とても楽しいひとときでした。
漫画サイド(佐渡島さん、こしのさん)と医療サイド(大塚先生、井上)で意見が明確に割れることがあり、そのディスカッションも大変充実したものでした。まさにこれこそが視点の違いであり、医療の視点のテーマとも合致するものでしょう。漫画作品としてはよくできているけれども医療側として伝えたいメッセージ(例としては在宅医療で最期を迎えるはずが病院搬送のシーンがある)がズレてしまっているものも時折見受けられ、まだまだ様々な情報発信や文化の浸透が不足していることを痛感しました。本イベントを通して自身も多くのことを学ばせていただきました。第2回を楽しみにすると共に、医療マンガ大賞を盛り上げていただいた応募者、主催者、審査員ならびにメディア、イベント参加者の皆様に深く感謝申し上げます。この医療マンガ大賞を一大イベントにしていければと思います。
1986年東海大学医学部卒業。その後関東逓信病院で内科、麻酔科、皮膚科診療に従事。2002年横浜市青葉区に「松風台クリニック」を開設。2004年10月「ケセラスキンケアクリニック」を開設。横浜市青葉区医師会副会長を務めた後、2019年より横浜市医師会常任理事。
初めにお話をいただいたとき、大変面白い取組だと感じました。
周囲の医療従事者の間でも話題になるほど、画期的な企画だと思いました。
医師はエビデンスに基づいて医療を行いますが、患者さんの様々な視点や感情から医療をとらえることは重要なことだと思っています。
1982年横浜市入庁。区役所勤務時代に子育て現場の実情を目の当たりにした経験を胸に、こども青少年局の立ち上げに携わる。みなとみらい21担当やこども青少年局地域子育て支援課長、政策局担当理事などを経て、2018年に内部の女性職員としては初となる副市長に就任。
素晴らしい作品がこのように多数集まり、驚いています。ありがとうございました。全部を楽しく読ませていただきました。患者の視点と、医療者の視点、それぞれの思いがありありと描かれています。「医療」は病気になってから知ればいいと思っている方に、ぜひ「身近なこと」として読んでいただければと思っています。市内各所で作品を展示し、多くの方の目にふれていただくようにいたします。今回の原作エピソードに関連する横浜市の取組を紹介していますので、あわせてご覧ください。
同じ出来事でも、患者と医療従事者で異なる受け取り方や感じ方があることを、マンガを通じて気付き、知ることができます。
医療従事者が監修したエピソードや、SNS上で募集した体験エピソードを原案にしています。それをもとに、共感したくなるストーリーをマンガに描きだします。
これまで関心を持ってもらえなかった医療の話題を、マンガの力によってわかりやすくすることで、多くの人に届けます。
超高齢社会において、医療を必要とする人が増加する中、誰もが必要なときに必要な医療を受けられるようにするためには、市民・医療従事者・行政が医療に関する共通認識を持つことが重要です。しかし、医療現場では、同じ出来事でも、患者と医療従事者では受け取り方や感じ方が異なることが少なくありません。そうした医療に対する視点の違いや想いを可視化することを目的に、横浜市とコミチが連携し「医療マンガ大賞」の取組を開始しました。
「医療への視点が少し変わることで、異なる気づきが得られ、行動につながる」をコンセプトに横浜市は2018年9月から取組をスタートしています。民間企業等との連携や、市民の皆様の関心事にフォーカスすることで、より印象に残りやすく、伝わりやすい広報に様々な切り口で取り組んでいます。
原作があったおかげで、皆演出の部分を凝ることができたと思います。全体的にレベルがすごく高かったです。