人生の最終段階-事例A (supported by 朝日新聞)
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部門サポート企業コメント
この部門14作の中で最も心が動いた作品です。6㌻終わりから7㌻冒頭、8㌻、14㌻など、文章で表現しにくい心の動きを独特のコマ描写で的確に読者に示していると思います。冒頭から3㌻までは原案とは違うオリジナルな展開で、読者と引きつけます。各キャラクターも原案者の想定に近いのですが、少し最後のシーンがありきたりかなと思いました。
マンガに関連する取組・話題
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審査員コメント
佐渡島 庸平
(株)コルク代表取締役
編集者
すごい画力があって、小回りもうまくて引き込む力が強い。 漫画としての実力が高くてよい。
すごい画力があって、小回りもうまくて引き込む力が強い。 漫画としての実力が高くてよい。
こしの りょう
マンガ家
構成が上手い!と思いました。最初に娘と水族館を出すことにより主人公への思い入れが強くなりました。ト書きの使い方による省略の仕方も上手いなぁと。淡々とクールな感じだけど、心に残る作品。
構成が上手い!と思いました。最初に娘と水族館を出すことにより主人公への思い入れが強くなりました。ト書きの使い方による省略の仕方も上手いなぁと。淡々とクールな感じだけど、心に残る作品。
おかざき 真里
マンガ家
重いテーマを患者さんの心理状態に踏み込んでよく表現されました。こういうのは描いているときに引っ張られてしまうので、心配になる程です。けれど絵が上手くほどよくドライな読み心地に仕上がっているので、読者に負担をかけず読み応えのある作品に仕上がっていると思います。
重いテーマを患者さんの心理状態に踏み込んでよく表現されました。こういうのは描いているときに引っ張られてしまうので、心配になる程です。けれど絵が上手くほどよくドライな読み心地に仕上がっているので、読者に負担をかけず読み応えのある作品に仕上がっていると思います。
山本 健人
SNS医療のカタチ
医師
抗がん剤治療に効果が見られなくなり、終末期を意識せざるをえなくなった患者さんの先の見えない思い、不安、悩みが、人物が水底に沈んでいくように表現され、これが冒頭とラストの水族館の描写とつながっていて、全体を通して一貫して「水」をテーマに描いているところが秀逸でした。
抗がん剤治療に効果が見られなくなり、終末期を意識せざるをえなくなった患者さんの先の見えない思い、不安、悩みが、人物が水底に沈んでいくように表現され、これが冒頭とラストの水族館の描写とつながっていて、全体を通して一貫して「水」をテーマに描いているところが秀逸でした。
井上 祥
(株)メディカルノート
代表取締役・共同創業者
医師
一つ一つの描写が彩り豊かで印象深いものでした。父と娘の最後の旅行として水族館に行ったというエピソードを色彩でより際立たせた本作品が特別賞に選考されました。
一つ一つの描写が彩り豊かで印象深いものでした。父と娘の最後の旅行として水族館に行ったというエピソードを色彩でより際立たせた本作品が特別賞に選考されました。
筑丸 志津子
医師
一コマ一コマ、多様な目線から描かれていて、読み進めているうちに世界観に引き込まれました。患者さんが看護師に本心を語る場面が丁寧に描かれていて良かったです。
一コマ一コマ、多様な目線から描かれていて、読み進めているうちに世界観に引き込まれました。患者さんが看護師に本心を語る場面が丁寧に描かれていて良かったです。
城 博俊
横浜市副市長
主人公の心の変化が水面をイメージした絵を通して、読者によく伝わってきます。
主人公の心の変化が水面をイメージした絵を通して、読者によく伝わってきます。