人生の最終段階-事例A (supported by 朝日新聞)
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部門サポート企業コメント
積極治療の中止を受け入れる男性の「決断」がとても素直に、分かりやすく描かれていて好感が持てました。ラストを男性の視点から、一気に娘の視点に切り替え、語らせたのは、他の作品にはなく注目しました。ただ、極めて重い題材に対し、イラスト調の柔らかな絵が合っているのか、いないのか・・・。好みの範疇に入ると思います。特別賞を受賞した2作品のように、微妙な表情をかき分けられる画調がこの場合ふさわしいという意見もありました。
マンガに関連する取組・話題
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審査員コメント
佐渡島 庸平
(株)コルク代表取締役
編集者
絵がほんわかとしている。 優しい絵だけど切ない話が書かれていてこちらの感情が揺さぶられる作品になっている。
絵がほんわかとしている。 優しい絵だけど切ない話が書かれていてこちらの感情が揺さぶられる作品になっている。
こしの りょう
マンガ家
シビアな原作でしたがあたたかな絵により抵抗なく読ませてもらいました。また、情報の多さを上手く省略できたのも読みやすさにつながっていると思います。縦スクロールの漫画だからこそ表現できる細かな心情変化の付け方(小さいコマの使い方)など、新しさを感じました。多くの人に届けたい作品です。
シビアな原作でしたがあたたかな絵により抵抗なく読ませてもらいました。また、情報の多さを上手く省略できたのも読みやすさにつながっていると思います。縦スクロールの漫画だからこそ表現できる細かな心情変化の付け方(小さいコマの使い方)など、新しさを感じました。多くの人に届けたい作品です。
おかざき 真里
マンガ家
エピソード1は全ての作品で号泣しました。その中でちえむ先生の作品は絵柄もやさしく読者を救ってくれるような暖かさがありました。作りすぎず素直に表現されていて医療漫画のひとつの解答のような感じがしました。最後だけ目線が娘さんに移り、その是非も議論されましたが「そこがいいのだ」ということになりました。完成度も高かったです。
エピソード1は全ての作品で号泣しました。その中でちえむ先生の作品は絵柄もやさしく読者を救ってくれるような暖かさがありました。作りすぎず素直に表現されていて医療漫画のひとつの解答のような感じがしました。最後だけ目線が娘さんに移り、その是非も議論されましたが「そこがいいのだ」ということになりました。完成度も高かったです。
山本 健人
SNS医療のカタチ
医師
緩和ケアは、がんと診断された時から治療と並行して行うのが理想的ですが、ある一定以上進行したがんの患者さんは、多くの場合どこかで積極的な治療を中止し、緩和ケアを中心に据える日がきます。一見すると重くなりがちなこのテーマが、爽やかなタッチでストレートに伝わる素晴らしい作品でした。余白が広く取られていたのもまた、登場人物の不安や迷いが表現されているようで素晴らしかったです。
緩和ケアは、がんと診断された時から治療と並行して行うのが理想的ですが、ある一定以上進行したがんの患者さんは、多くの場合どこかで積極的な治療を中止し、緩和ケアを中心に据える日がきます。一見すると重くなりがちなこのテーマが、爽やかなタッチでストレートに伝わる素晴らしい作品でした。余白が広く取られていたのもまた、登場人物の不安や迷いが表現されているようで素晴らしかったです。
井上 祥
(株)メディカルノート
代表取締役・共同創業者
医師
人生の終末期はご本人だけでなく家族のイシューでもあります。父だけでなく娘の表情も明るい色彩で描き、重大な話題を読みやすくするための工夫が随所に溢れていました。大接戦の中、本作品が入賞と共に大賞の受賞となりました。
人生の終末期はご本人だけでなく家族のイシューでもあります。父だけでなく娘の表情も明るい色彩で描き、重大な話題を読みやすくするための工夫が随所に溢れていました。大接戦の中、本作品が入賞と共に大賞の受賞となりました。
筑丸 志津子
医師
感動的に描いていただきました。暖かい絵柄でかつ細かすぎない描写で、読み手の想像が広がる感じが良かったです。
感動的に描いていただきました。暖かい絵柄でかつ細かすぎない描写で、読み手の想像が広がる感じが良かったです。
城 博俊
横浜市副市長
原作エピソードとは裏腹に柔らかい画風で終始描かれており、暖かい感動と共に読み通すことができました。特に最期を迎える視点の表現が印象的です。
原作エピソードとは裏腹に柔らかい画風で終始描かれており、暖かい感動と共に読み通すことができました。特に最期を迎える視点の表現が印象的です。