コミュニケーションの難しさ (supported by 日経メディカル)
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部門サポート企業コメント
自分が飲んでいる薬に関するちょっとした不安を口にした患者に、医師が配慮を欠いた一言を発してしまったばっかりに、気持ちのすれ違いが生じ、医師と患者の関係がどんどん悪化してしまうさまがコンパクトに上手に表現されていました。医師が患者に謝罪するシーンは原作通りですが、それを受けて患者も頭を下げるシーンは完全にオリジナルの展開です。それに対する医師の「ご自身のお身体のことなのですから私に謝ることではないと思いますよ」というセリフも、関係修復を印象付ける、いい1コマでした。
マンガに関連する取組・話題
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審査員コメント
佐渡島 庸平
(株)コルク代表取締役
編集者
情報の整理がすごくうまい。リアリティがある演出になっていた。
情報の整理がすごくうまい。リアリティがある演出になっていた。
こしの りょう
マンガ家
主人公のお父さんの気持ちが丹念に追って描かれていました。雑誌を読むときのドキドキ、先生の満面の笑顔とかを見て不安になる感じとか、このお父さんだからこそ、こうなってしまった・・・という説得力がありました。ラストのコマとても印象的でした。
主人公のお父さんの気持ちが丹念に追って描かれていました。雑誌を読むときのドキドキ、先生の満面の笑顔とかを見て不安になる感じとか、このお父さんだからこそ、こうなってしまった・・・という説得力がありました。ラストのコマとても印象的でした。
おかざき 真里
マンガ家
このエピソードは一庶民として「あるある」で、お医者さまもとてもよくありそしてとても困る事例なのだとおっしゃっていました。なのでともへ先生の真っ直ぐ素直に描く姿勢が題材にマッチして、医療啓蒙漫画のお手本のようでした。
このエピソードは一庶民として「あるある」で、お医者さまもとてもよくありそしてとても困る事例なのだとおっしゃっていました。なのでともへ先生の真っ直ぐ素直に描く姿勢が題材にマッチして、医療啓蒙漫画のお手本のようでした。
山本 健人
SNS医療のカタチ
医師
週刊誌でよく見る「飲んではいけない薬」のような特集を見て不安になり、薬を飲むのを勝手にやめてしまい、かえって病気を悪くしてしまう、という方は実際いらっしゃいます。このことの危険性を伝えるとともに、その不安の原因が主治医からの理解のなさにもある、という部分をとにかくリアルに、分かりやすく、伝えてほしいと感じていました。その意味でこのマンガは非の打ちどころのない、満点の作品でした。
週刊誌でよく見る「飲んではいけない薬」のような特集を見て不安になり、薬を飲むのを勝手にやめてしまい、かえって病気を悪くしてしまう、という方は実際いらっしゃいます。このことの危険性を伝えるとともに、その不安の原因が主治医からの理解のなさにもある、という部分をとにかくリアルに、分かりやすく、伝えてほしいと感じていました。その意味でこのマンガは非の打ちどころのない、満点の作品でした。
井上 祥
(株)メディカルノート
代表取締役・共同創業者
医師
患者さんを煽り、惑わせる情報はともすると医療現場の混乱すらも招きます。行政としても世間に啓発すべきテーマをディテールにこだわりながら描いた本作品が入賞に選考されました。大賞候補にも挙がった作品でした。
患者さんを煽り、惑わせる情報はともすると医療現場の混乱すらも招きます。行政としても世間に啓発すべきテーマをディテールにこだわりながら描いた本作品が入賞に選考されました。大賞候補にも挙がった作品でした。
筑丸 志津子
医師
患者さんの不安になる気持ちから医師と信頼関係を取り戻していくところまで、丁寧に表現されていたと思います。
患者さんの不安になる気持ちから医師と信頼関係を取り戻していくところまで、丁寧に表現されていたと思います。
城 博俊
横浜市副市長
患者とドクターのコミュニケーションの難しさが、お互いの立場からテンポよく描かれていてわかりやすい作品です。
患者とドクターのコミュニケーションの難しさが、お互いの立場からテンポよく描かれていてわかりやすい作品です。