自分らしい最期の迎え方
supported by 朝日新聞
患者家族視点エピソード
ひとりさん
※マンガに登場する氏名、施設名など全ての名称はフィクションです
井上 祥
(株)メディカルノート
代表取締役・
共同創業者
(医師・医学博士)仕事と病気の療養を両立しながら最期を迎える両立支援のテーマを、家族が不安になるシーンもありながら仕事をやり遂げる主人公の姿が見事に描かれています。仕事をやり遂げた瞬間が特に印象的でした。
こしの りょう
(マンガ家)
死期が迫る中で『夫:モノを作ってる人は本当に面白いんだよ、手助けができる仕事はやっぱり一番楽しいね』この言葉が一番具体的に描いてあって、心をグッとつかまれました。奥さん子供たちの不安な反応もリアリティがあり、絵も個性的でお話にマッチしていて完成度が高かった作品。
佐渡島 庸平
(株)コルク
代表取締役(編集者)絵がすごく魅力的で、コマ割りも読みやすい。編集担当として一緒に作品づくりをしたいレベルで、大賞にふさわしいと感じた。
城 博俊
(横浜市副市長)
患者本人や、家族の感情が伝わってきました。緩和ケアで重要な、本人の意向の尊重や家族とのコミュニケーションも描かれており、読了後も心に残る作品です。
筑丸 志津子
(医師)
登場人物の表情や、家族での対話や仕事への向き合い方の描写がとても丁寧で、緩和ケアを通して自分らしく生きることがどんなことか、自然に知ることができる作品でした。
山科ティナ
(マンガ家・
イラストレーター)作家性が強く、読めば読むほど味わいが深まる作品。セリフのない表情のシーンや、ラストのページの残された家族まで愛を持って描かれていたのがとても印象的でした。
山本 健人
SNS医療のカタチ
(医師)「最後の時間は、きっと、これからもわたしたちを支えていってくれる」という最後のメッセージに圧倒されました。大切なことがクリアに表現されていると感じます。
コメント
マンガの中では、本人の仕事をやり遂げることへの強い意志が感じられました。一方で、妻の心の迷いが、うまく描かれていました。最後の同僚からお礼メールが続々と来るコマは、感動して涙が出そうになりました。全体として、とてもバランス良く仕上がった作品だと思います。